2014年07月19日
原発避難
なかなか更新が追いつかず、もどかしい日々ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
いわきは、昼間こそ日差しが強いですが、朝夕はまだ上着が必要なくらい涼しいです。
つまり、とても過ごしやすいです。
そんな中、とてもすてきな夕焼けに出会ったのでご紹介☆

今日は原発避難のことについて少し。
私はこれまで、“原発”というと、原発賛成?反対?→反原発?という程度のことしか浮かびませんでした。
でもこちらに来て一気に“原発”→“原発避難”という言葉に変わり、原発が良いか悪いか、という単純な問題でないことを痛感するようになりました。
事態は本当に複雑です。
一概に反原発!とか、脱原発!とは言えなくなりました。もちろん原発を肯定するつもりはないのですが。そんな単純な話ではないというか、これから原発を新たに作ったり再稼働させる場所についてはそういうことかもしれませんが、こちらはまだ、いつも言うように、現在進行形。
そして原発で働いている方もたくさんいます。
震災前は原発で働けたらそれこそ一生安泰、ということも言われていたそうな。
人生どうなるかわらかにものです。。。
こちらにきて、双葉郡、相双地区。なんて言葉を覚えました。
双葉郡は、福島県の沿岸部にある6町2村をまとめた総称で、双葉八町村とも言われます。
この群の中にある町村のほとんどが今回の原発事故により避難を余儀なくされています。相双地区もほぼこの地区を指す感じで使われてますが厳密な意味はウィキペディアにも出てなった…。
そんな双葉郡ですが、その8町村の中でも状況が三者三様となっていて、一概に原発避難のところ、なんて言葉ではくくれません。
ではどんな状況かといいますと…
① “当分帰れる見込みはありません。”
② “帰れるのでその準備をしています。”
③ “もう帰って大丈夫です。”
ざっくり言うとこんな感じでしょうか。
でもこれはあくまで政府が提示しているもので、放射能が基準値を下回っているかどうか、という点しか考慮されていません。
つまり、原発事故から3年4か月経った今、野生化した家畜やねずみに荒らされ住めなくなった自宅や、閉店して再開する目途がたたないお店ばかりの地元に本当に帰れるのか、という問題が置いてけぼりにされています。
また、この分類によって補償も全く異なります。③“もう帰って大丈夫です”と言われた地域は補償が打ち切られます。
その他に、この事故をきっかけに家族がバラバラになった、という話も本当によく聞きます。
理由としては、仮設住宅や借り上げ住宅は狭いので(もともと一軒家に住んでいた人ばかり)、仕方なく分かれての仮住まいをしている。仕事や学校の関係で同じ場所にはいられなかった、などなど。個々人によって様々です。
なので、安易な慰めの言葉はかけられません。
そうした避難者の話を聞くたびに私はただただ頷いて「そうですか。」「ご苦労されてますね。」といった言葉しかかけられないです。
自分が同じ状況だったら、なんて想像もつきません。
それでも少しずつ新たな住環境で新たな友達を作り、がんばっている人達もたくさんいます。双葉郡の各町ごとに状況が異なり、本当は一つ一つにクローズアップしていきたいのですが、、、まだそこまで追いついていない今日この頃です。
小中学生は今日あたりから夏休み、社会人は三連休でしょうか。
いわきでは、海開きをする海岸もあります。
みなさま、よい休暇をお過ごしください。
いわきは、昼間こそ日差しが強いですが、朝夕はまだ上着が必要なくらい涼しいです。
つまり、とても過ごしやすいです。
そんな中、とてもすてきな夕焼けに出会ったのでご紹介☆

今日は原発避難のことについて少し。
私はこれまで、“原発”というと、原発賛成?反対?→反原発?という程度のことしか浮かびませんでした。
でもこちらに来て一気に“原発”→“原発避難”という言葉に変わり、原発が良いか悪いか、という単純な問題でないことを痛感するようになりました。
事態は本当に複雑です。
一概に反原発!とか、脱原発!とは言えなくなりました。もちろん原発を肯定するつもりはないのですが。そんな単純な話ではないというか、これから原発を新たに作ったり再稼働させる場所についてはそういうことかもしれませんが、こちらはまだ、いつも言うように、現在進行形。
そして原発で働いている方もたくさんいます。
震災前は原発で働けたらそれこそ一生安泰、ということも言われていたそうな。
人生どうなるかわらかにものです。。。
こちらにきて、双葉郡、相双地区。なんて言葉を覚えました。
双葉郡は、福島県の沿岸部にある6町2村をまとめた総称で、双葉八町村とも言われます。
この群の中にある町村のほとんどが今回の原発事故により避難を余儀なくされています。相双地区もほぼこの地区を指す感じで使われてますが厳密な意味はウィキペディアにも出てなった…。
そんな双葉郡ですが、その8町村の中でも状況が三者三様となっていて、一概に原発避難のところ、なんて言葉ではくくれません。
ではどんな状況かといいますと…
① “当分帰れる見込みはありません。”
② “帰れるのでその準備をしています。”
③ “もう帰って大丈夫です。”
ざっくり言うとこんな感じでしょうか。
でもこれはあくまで政府が提示しているもので、放射能が基準値を下回っているかどうか、という点しか考慮されていません。
つまり、原発事故から3年4か月経った今、野生化した家畜やねずみに荒らされ住めなくなった自宅や、閉店して再開する目途がたたないお店ばかりの地元に本当に帰れるのか、という問題が置いてけぼりにされています。
また、この分類によって補償も全く異なります。③“もう帰って大丈夫です”と言われた地域は補償が打ち切られます。
その他に、この事故をきっかけに家族がバラバラになった、という話も本当によく聞きます。
理由としては、仮設住宅や借り上げ住宅は狭いので(もともと一軒家に住んでいた人ばかり)、仕方なく分かれての仮住まいをしている。仕事や学校の関係で同じ場所にはいられなかった、などなど。個々人によって様々です。
なので、安易な慰めの言葉はかけられません。
そうした避難者の話を聞くたびに私はただただ頷いて「そうですか。」「ご苦労されてますね。」といった言葉しかかけられないです。
自分が同じ状況だったら、なんて想像もつきません。
それでも少しずつ新たな住環境で新たな友達を作り、がんばっている人達もたくさんいます。双葉郡の各町ごとに状況が異なり、本当は一つ一つにクローズアップしていきたいのですが、、、まだそこまで追いついていない今日この頃です。
小中学生は今日あたりから夏休み、社会人は三連休でしょうか。
いわきでは、海開きをする海岸もあります。
みなさま、よい休暇をお過ごしください。
Posted by AYAKO at 20:44│Comments(1)
│@いわき
この記事へのコメント
補足
相双地区は、浜通りの″いわき市″を除く地域だそうです!
新地、相馬市、南相馬市、双葉郡が該当地区とのことです。
心優しい方が教えてくださました(^^)
相双地区は、浜通りの″いわき市″を除く地域だそうです!
新地、相馬市、南相馬市、双葉郡が該当地区とのことです。
心優しい方が教えてくださました(^^)
Posted by AYAKO
at 2014年07月19日 23:56
